日産片桐副社長、国内市場「まだまだプレゼンスを上げられる」

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日産自動車 片桐隆夫副社長
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  • 新型軽自動車DAYZ 資料映像
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日産自動車は5月10日、2013年度の国内販売で前年度比2.0%増の66万台を計画していることを明らかにした。

片桐隆夫副社長は同日の決算会見で国内市場について「4割弱が軽自動車、あるいは17%がハイブリッド車ということで、ある意味では、そうしたところで我々が若干強みを発揮できなかった。一方で、裏を返せばそこにまだ可能性がある。そういった市場をきっちり抑えることで、まだまだ日産のプレゼンスを上げられると考えている」と述べた。

また6月に発売する三菱自動車と共同開発した新型軽自動車について「我々にとって期待の高い車であり、十分にミッションを達成できるような競争力のある車に仕上がっている」とした上で「4割弱のマーケットで十分に日産のプレゼンスを発揮できると考えている」と自信を示した。

日産の2012年度の国内販売実績は前年度比1.3%減の64万6937台。カルロス・ゴーン社長は決算会見で12年度の販売について「市場占有率は1.4ポイント減の12.4%にとどまった。重要な軽市場への供給不足と、新型『ノート』の発売時期が足かせとなった」と振り返った。その一方で「すでに問題は解決し、業績は改善している。第4四半期(1-3月期)の市場占有率は0.5ポイント増の13.9%になった」と強調した。

《小松哲也》

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