ボーイングは5月7日、アメリカ空軍のB-52爆撃機に、通信衛星とリンクすることで作戦計画の変更や飛行中の兵器の目標変更、他の航空機と地上の部隊との相互通信を可能にする通信システムのアップグレードをすると発表した。
現在まで作戦情報は飛行中にではなく、B-52飛行の前にアップロードされていた。したがって爆撃機編隊の最も大きな更新の一つであるこのアップグレードは、B-52の柔軟性を大幅に改良する。
「我々はこの驚異的な爆撃機の主力商品をデジタル世代に持ち込み、我々の顧客に継続的な改良に必要な基盤を与える」とボーイングB-52プログラム管理者のスコット・オースアウト氏は語った。
アップグレードはオクラホマ州のティンカー空軍基地におけるスペアパーツの供給、メンテナンスやサービスの提供と共に、新たな7600万ドルのコンバット・ネットワーク・コミュニケーションズ・テクノロジー(CONECT)の契約を通じて行われる。システムのインストールは、2014年後半より開始される予定である。