ホンダの中国現地法人は5月7日、4月の中国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は6万0596台。前年同月比は2.4%減と、3か月連続で前年実績を下回ったが、3月の6.6%減からはマイナス幅が縮小している。
中国では2012年9月中旬、日本政府による尖閣諸島の国有化に反発する大規模なデモが発生。その後、現地では日本車に対する不買の動きが広がった。ホンダの中国新車販売もその影響を受け、前年同月比は9月40.5%減、10月53.5%減、11月29.2%減、12月19.2%減と落ち込んでいた。
2013年1月、ホンダの中国販売は、前年同月比22%増と、5か月ぶりに回復。その主な要因は、大型休暇の春節だった。しかし、2月は前年同月比27.1%減、3月は6.6%減と再びマイナスに。
ホンダの3月中国実績は、前年同月比2.4%減。3か月連続の前年割れだが、減少率は2月の27.1%減、3月の6.6%減からは、確実に縮小している。
ホンダの2013年1-4月中国新車販売は、20万0976台。同社の2012年中国新車販売は、前年比3.1%減の59万8577台。ホンダの中国新車販売が前年実績を割り込んだのは、2011年に続いて2年連続。