商用トラック世界大手のスウェーデンのボルボ(ボルボカーズとは別会社)は4月30日、3月の世界商用車販売の結果を公表した。総販売台数は8679台。前年同月比は13%減と、2桁の落ち込みが続く。
市場別では、信用不安が続く欧州が、前年同月比19%減の3214台と不振。中でも、西欧は18%減の2108台にとどまった。東欧も19%減の1106台と、減少傾向は変わらない。
また北米は、前年同月比31%減の1759台と、引き続き大幅な減少。一方、アジアは17%増の1044台と回復。南米も14%増の2207台と好調を維持した。ボルボによると、とくにブラジルでは25%もの伸びを示したという。
また、これら以外の残る世界市場では3月、455台を販売。前年同月比は26%増と落ち込む。ボルボは、「アジア市場の好調は、主にインドと中東によるもの」と説明している。