商船三井 中国石油化工向けLNG輸送に参画

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商船三井は4月30日、中国石油化工(SINOPEC)向けLNG輸送プロジェクトに参画すると発表した。

急速に拡大する中国向けLNG輸送としては、2010年3月に発表したエクソンモービルプロジェクトへの参画に続く第2弾となる。

中国の滬東中華造船が建造する6隻の新造LNG船の保有および船舶管理業務に、すでに香港に設立している中国パートナーとの合弁会社を通じて参画することにしたもので、商船三井の持ち分は20%。残る80%は中国パートナーである中国海運と中国石油化工の2社が出資する。

プロジェクトの総投資額は約15億ドルで、船舶の建造資金については三井住友銀行をファイナンシャルアドバイザーとして、中国国内金融機関3行と日本の金融機関3行からなる協調融資行との間で、総借入額約12億ドルのプロジェクトファイナンスによる融資契約を結んだ。

6隻のLNG船はSINOPECが豪州から購入するLNG輸送のために長期貸船される予定で、2016年初めから2017年後半にかけて順次竣工する予定。

《レスポンス編集部》

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