EADS北アメリカ、250機目のUH-72Aラコタ・ヘリコプターをアメリカ軍に納入

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UH-72Aラコタ・ヘリコプター
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EADS北アメリカは4月26日、2006年以来アメリカ軍やナショナルガードのユニットに供給されてきた250機目となるUH-72Aラコタ・ヘリコプターの納入を、予定通り済ませたことを発表した。

ラコタ編隊の総合オペレーションは、90パーセントの利用率を保ちつつ、現在15万飛行時間を越える。ラコタは現在生産されているアメリカ軍のヘリコプターの中で、最も低い飛行・運用・所有コストを持つ最新型のヘリコプターである。

ラコタはミシシッピ州のコロンバスにあるEADS北アメリカのユーロコプター施設で製造されている。

「今日の予算環境において、国防総省は約束されたものをもたらすプログラムを必要とし、我々は軍と共に働き、確実に期限とコストを守るこの機能を扱うことを誇りとする」とEADS北アメリカの会長兼CEOのシ-ン・オキーフェ氏は語った。

この250機目のラコタは、オクラホマのナショナルガードによってオクラホマシティで運用される。そしてそれはセキュリティ&サポート(S&S)大隊ミッション装備パッケージを持つ、すでに納入された54機の中の最新のもので、それはラコタの災害対処から国境警備オペレーションの範囲の作戦と行う機能を拡大する。

S&Sの設定は移動マップ、EO/IRセンサー、デジタルビデオ録画機能、デジタル及びアナリグのダウンリンク、サーチライトなどを含む。そしてこのヘリコプターの導入により、アメリカ軍は古いヘリコプターを廃棄すると共に、UH-60ブラックホーク・ヘリコプターを戦闘ミッション専用のものとして投入することができる。

《河村兵衛》

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