2014年のレギュレーション大改正に先立ち、2014年1月のテストがF1スケジュールに組み入れられることになりそうだ。エネルギー回生装置付きの1.6リットルV6ターボへの転換は、全チームにシャシー全面開発を促し、開幕戦に全チームが確実にラインナップするためにはテストプランの大幅な見直しが必要という主張が以前から出ていた。
実際の日程はまだ決まっていないが、1月中にはサーキット走行を行いたいというエンジンマニュファクチャラー側の要求もあり、2014年のテストは例年よりも相当早まることになる。
現在の話し合いは1月下旬のヘレスでテスト実施という方向で固まりつつあり、1月20日からの週か、1月27日からの週、どちらかになるものと見られる。これに続き、中東地域でもテストが行われる見通しだ。
F1のスポーティングレギュレーション22.4項は1月中の実走テストを禁止しているが、FIAでも同条項の見直しをしており、詳細が決まり次第チーム側の承認を求めることになるだろう。来月スペインGPに先立って開催されるF1スポーティング作業部会での合意が期待されている。