トヨタ紡織が発表した2013年3月期の連結決算は、営業利益が前年同期比21.0%増の2053億円で増益となった。
売上高は同11.9%増の1兆0794億円。国内では、エコカー購入支援政策や『アクア』の増産効果などで数字を伸ばした。北中南米では『カローラ』『RAV4』、アジア・オセアニアでは『IMV』、欧州では『ヤリス』などの増産効果で、売上を伸ばした。
収益面では、製品価格変動の影響、労務費・諸経費の増加などの減益要因はあったが、増産増収の影響、合理化などで、経常利益は同46.0%増の339億円。最終利益は同388.5%増の157億円となった。
今期の業績見通しについては、売上高が同1.9%増の1兆1000億円、営業利益が同18.6%増の300億円、経常利益が同0.3%増の340億円、最終利益が同1.3%増の160億円となる見通し。