ホンダは4月26日、2013年度の国内販売計画(小売りベース)を前年度比19%増の85万台に設定したと明らかにした。今年度は、12年度のエコカー補助金の反動減などにより、総市場はマイナスが必至と見られるが、好調な軽自動車や新モデル投入による超強気の目標を掲げた。
軽と登録車の内訳は公表していない。年度ベースでは01年度(約89万2000台)、02年度(約87万3000台)に次ぐ高い水準であり、02年度以来の11年ぶりの80万台突破を目指す。
同日の決算発表会見で岩村哲夫副社長は、今年度の国内営業について「(フィットなど)登録車の新モデルを続々と出す。軽に加え、登録車も今まで以上の販売台数が確保できる態勢を取っていく」と、攻勢の構えを強調した。また、販売店が「かつてないほど店舗投資や従業員の確保に活発に動いている」とし、販売網も活気づいていると説明した。