日野自動車の通期決算…営業利益73.5%増の651億円

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日野・デュトロ
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  • 羽村工場にてトヨタFJクルーザー を受託生産

日野自動車が25日発表した2013年3月期の連結決算は、営業利益が前年同期比73.5%増の651億円と大幅増益となった。

国内売上げ台数は、復興需要やエコカー減税・補助金政策、新型「日野デュトロ」の好調な販売を背景に同17.9%増の4万4000台と大幅増加。海外市場では、アジアでの販売好調や、昨年発売した小型トラック「HINO 300 シリーズ」が市場で好調に受け入れられたことなどにより、同19.8%増の10万8100台と過去最高を記録。日野ブランドの総売上げ台数は同19.3%増の15万2100台だった。

トヨタ自動車からの受託生産は、『ランドクルーザープラド』の台数が、東日本大震災およびタイ洪水の影響からの回復したことで増加、同21.2%増の18万5800台となった。

これらの結果、売上高は同17.3%増の1兆5413億円となった。

損益では、売上高の増加や採算改善・原価低減活動を実施したことなどが寄与し、経常利益は同93.5%増の669億円、最終利益は同192.5%増の476億円となった。

今期の業績見通しは、トラック・バス市場が国内外ともに堅調に推移すると予測。売上高が同5.1%増の1兆6200億円、営業利益が同30.5%増の850億円、経常利益が同21.0%増の810億円、最終利益が同25.8%増の600億円とした。

販売台数では、国内トラック・バスが同2.1%増の4万4600台、海外トラック・バスが同17.1%増の13万台、トヨタ向け車両が同7.4%減の17万2000台と予想した。

《纐纈敏也@DAYS》

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