JFEスチールは、タイ子会社であるJFE Steel Galvanizing(Thailand)が、タイ初の自動車用溶融亜鉛鍍金鋼板製造設備(CGL)の稼動を開始したと発表した。
新設備は今後、試験生産、顧客の承認を経て、本格的に営業生産を開始する予定。生産能力は40万トン/年で、製造可能寸法は板厚0.4mm~2.3mm、板幅800mm~1880mmとなる。
タイは、既に多くの自動車会社が生産・輸出拠点を構える東南アジア最大の自動車生産国であることに加えて、今後も自動車会社の生産能力の増強、工場新設が計画されていることから、自動車用高級鋼板需要の拡大が見込まれている。