ゼネラルモーターズ・ジャパンはキャデラック・シボレー高崎をグランドオープンし、4月27日から28日にかけてオープニングフェアを開催すると発表した。
一部報道陣にフェアに先駆けてショールームを公開。運営を担当する光岡自動車常務取締役の東英一氏は、2013年の目標台数を50台とし、その数字に対し、ゼネラルモーターズ・ジャパン代表取締役社長の石井澄人氏は、「輸入車は大都市圏が主です。そのような状況で、高崎というマーケットの中で、非常に貢献してもらえる台数です」と述べる。
このショールームはGMグローバルコンセプトをベースとした、日本で5店舗目のショールームである。そのコンセプトとはキャデラックの“レッド・ブラッド・ラグジュアリー(=情熱的なラグジュアリー)”と、シボレーの“クール(かっこいい)、ファン(楽しい)、フリーダム(自由な)”という2つのブランドコンセプトを融合させ、日本向けにローカライズさせたものである。
白く清潔感があり、また、ラグジュアリー感も感じさせるショールームで、最も変わったところはカスタマーラウンジを導入したことだと話すのは、ゼネラルモーターズ・ジャパンコミュニケーションズ広報スペシャリストの岸敏弘氏。
ショールームへ来店する理由の多くは、購入検討時やメンテナンス時がほとんどだ。しかし、新生GM以降、『カマロ』と『コルベット』が主であったシボレーブランドも、2011年から『キャプティバ』や『ソニック』を日本市場に投入することで、ユーザー層に変化が見られるようになったという。「ニッチマーケットから、より競争の激しいマーケットに入ってきたのです」と岸氏。そこで、多くの潜在顧客層に対しても、シボレーブランドはどういうものかを情報発信しなければならないと考え、カスタマーラウンジを導入したのだ。
「(ショールームは)敷居を低く、入りやすい雰囲気としています。カスタマーラウンジの作りもいかにも商談という感じはしないでしょう」という。そこには、カマロのビデオや、キャプティバのビデオも流れ、さらに、アフターサービスやアクセサリーなど様々な情報もあることから、「既存ユーザーはもとより、新しいユーザーにも気軽に来てもらいたいのです」と語った。