ボーイングは4月16日、フロリダ州オーランドで行われている世界航空訓練討論会(WATS)で、アジア太平洋、ヨーロッパ、アメリカ大陸の顧客航空会社に対するフライトトレーニングのサポートを強化することを発表した。
このサポートは、グローバルネットワーク内のフライトトレーニング装置を加えたり配置換えをしたりすることで実施され、それは新しい次世代737や777、787ドリームライナーの能力トレーニングを含むものである。
「ボーイングは最も高いクオリティと最高の価値を持つトレーニングを、世界中の顧客に送ることに焦点を置いている。それはボーイングだけが供給することのできるトレーニングの専門知識と施設のネットワーク、顧客の運用本拠地やルートにある建物に近い装置を含む競争力のあるアドバンテージを航空会社の顧客に贈ることを意味する。我々はいつも顧客により良く奉仕し、市場にある我々の製品やサービス、サポートに対する要求を満たす方法を探している。」とボーイング・フライトサービスの副社長、シェリー・カーバリー女史は語った。
ボーイング・フライトサービスは2台の777と次世代737のフル・フライトシミュレーターをシンガポールキャンパスにインストールする予定で、このシミュレーターはアジア太平洋地域に納入される航空機の増加とパイロット訓練の必要性の増大をサポートする為に2014年中頃に準備が整う予定である。
ヨーロッパの顧客トレーニングのニーズのより良いサポートをする為、ボーイングは今年新しい787フル・フライトシミュレーターをロンドンのガトウィックキャンパスに、そして2台目の787しシミュレーターをサイトに設置した。
また、北アメリカのトレーニングの強化の一環として、ボーイングは2台の787シミュレーターをマイアミのフライト・サービスキャンパスに設置した。