12日午前11時ごろ、東京都中野区内の都道で、信号待ちの車列に対し、後ろから進行してきた乗用車が追突。車両7台が関係する多重衝突に発展した。この事故で6人が負傷。警察は追突車を運転していた41歳の男を自動車運転過失傷害容疑で翌13日に逮捕している。
警視庁・交通捜査課によると、現場は中野区本町付近で片側2車線(右折レーン含んで4車線)の直線区間。乗用車は信号待ちの車列に対し、ブレーキを掛けない状態で追突。停止しているクルマを押し退けながら前進を続け、縁石に乗り上げた状態で停止。結果として車両7台が関係する多重衝突に発展した。
この事故で被追突側の6人が頚部打撲などの軽傷。運転していた東村山市内に在住する41歳の男は意識を失った状態でアクセルを踏み続けており、当初は疾病原因の意識障害が疑われたが、後に脱法ハーブを摂取していたことが判明。警察は13日に自動車運転過失障害容疑で逮捕し、15日には危険運転致傷に切り替えて送検している。
調べに対して男は脱法ハーブ摂取については認めているものの、事故については「薬物の影響と事故のショックで覚えていない」などと供述しているようだ。