3月27日、米国で開幕したニューヨークモーターショー13。米国の自動車最大手、GMのシボレーブランドのブースの主役は、『カマロZ/28』だ。カマロZ/28は、2014年モデルのシボレー『カマロ』の発表と同時に復活した伝統の高性能グレード。初代カマロZ/28は、1967年に発表。カマロの歴史において、「Z/28」という名を冠したモデルは、最も象徴的な存在として知られる。新しいカマロZ/28は、サーキットで本領を発揮するモデルの位置付け。ボンネットの下には、LS7型と呼ばれる7.0リットルV型8気筒ガソリンエンジンを搭載。吸排気系は専用チューニングされ、最大出力500ps以上、最大トルク65kgm以上を発生する。トランスミッションは、専用ギアレシオの6速MTのみ。サスペンションは4段階の調整が可能。ブレーキはブレンボ製のカーボンセラミックだ。タイヤは305/30ZR19サイズのピレリ製「PゼロTrofeo R」。このタイヤの純正装着は、カマロZ/28が初となる。大幅な軽量化を受けているのも、カマロZ/28の特徴。オーディオや遮音材、トランクカーペットの廃止、ガラスの薄厚化、エアコンのオプション化、バッテリーの小型化などを実施。シボレーによると、『カマロZL1』に対して136kg軽いという。ニューヨークモーターショー13のプレスカンファレンスには、GM北米部門のマーク・ルース社長が登場。「サーキット性能を重視したこの車は、オリジナルのカマロZ/28を復活させる役割を担う。このような車を市販できるのはシボレーだけで、Z/28と呼べるのも、この車だけだ」と述べている。
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