新潟市と新潟交通、BRTの基本協定を締結

自動車 社会 行政
新潟市のBRT計画。新潟駅から古町、市役所などを経由し青山地区までを第1期導入区間としている。
  • 新潟市のBRT計画。新潟駅から古町、市役所などを経由し青山地区までを第1期導入区間としている。
  • 道路中央車線をバス専用とした韓国・ソウルのBRT。停留場も路面電車のように道路内に設けられている。

新潟市は4月8日、同市が計画しているバス高速輸送システム(Bus Rapid Transit=BRT)の第1期導入区間運行事業について、新潟交通と基本協定を締結した。これにより、新潟交通がBRTの運行予定事業者として正式に確定した。

新潟市が計画しているBRTは、新潟駅~古町~新潟市役所~越後線白山駅~青山間を第1期導入区間とし、2014年度の運行開始が予定されている。BRTはバス専用車線の確保や連節バスの導入によって定時性や輸送力を高めるシステムで、新潟市の計画でも連節バスの導入のほか、新潟駅~古町間では道路中央部にバス専用車線を設ける。

ただし、2014年度の運行開始時点では専用車線を設けず、既設の歩道寄りバス優先車線を連節バスが走行。専用車線は2019年度頃の本格導入を目指す。

今回締結された基本協定では、BRTの運行予定事業者を新潟交通とした。今後は2月に新潟市が公表した導入計画などを踏まえて両者が協議を行い、2013年度中をめどに事業協定の締結を目指すとしている。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集