フランスの自動車大手、シトロエンが4月2日に発表した新型『C4ピカソ』。同車の公式映像が、ネット上で公開中だ。
新型C4ピカソは、2013年3月のジュネーブモーターショー13で初公開されたコンセプトカー、『テクノスペース』の市販バージョン。このテクノスペースがほぼそのまま、新型C4ピカソとして、デビューしている。
新型C4ピカソは、空気抵抗を示すCdA値が0.71と、エアロダイナミクス性能の高いデザインが特徴。フロントは、新しいダブルシェブロンや斬新なヘッドランプを配した。リアには、「3D」と称するLEDテールランプを採用。ボディサイズは、全長4430×全幅1830×全高1610mm。先代比で、全長は40mm短いが、ホイールベースは55mm長い。
新型のインテリアは、ガラスエリアを大きく取り、開放感を重視。小型MPVに求められる快適性も高レベルで追求した。シトロエンは、「クラス最大級の室内スペースを備える」と説明。荷室容量はVDA計測法で537リットルと、先代比で40リットル増え、クラストップレベル。後席を倒せば、最大630リットルに広がる。
また新型には、PSAプジョーシトロエンが新開発したモジュラープラットホーム、「EMP2」を導入。シトロエンによると、アルミや高張力スチール、コンポジット素材の採用などにより、先代比で最大140kgの軽量化を実現しているという。
欧州仕様のエンジンは、ガソリンとディーゼルの複数。中でも、「e-HDi 90エアドリーム」と呼ばれるディーゼルは、欧州複合モード燃費26.2km/リットル、CO2排出量98g/km。シトロエンは、「ハイブリッドを除く小型MPVとしては、初のCO2排出量100g/km以下」と、説明している。