ノル・モハメド・ヤコップ首相府相は、第10次マレーシア計画(10MP)で掲げた貧困削減目標である貧困率2%を2015年を前に達成することができたと明らかにした。
ブミプトラ(マレー人と先住民族の総称)と華人、インド人の貧困レベルは、収入の増加に伴い過去3年で改善が見られた。2012年、貧困率は2%に削減された。
2012年家庭収入調査によると、ブミプトラの貧困率は2009年、5.3%だったが昨年には2.2%に圧縮された。華人の貧困率は0.6%から0.3%に、インド人の貧困率は2.5%から1.8%に減少した。
ブミプトラの世帯収入は月間4457リンギとなり、年間6.9%増加した。華人は6355リンギ、インド人は5233リンギとなり、それぞれ8%、9%増加した。
調査によると都市部の貧困率も2009年の1.7%から昨年には1%に改善し、地方部の貧困率も8.4%から3.4%に改善した。都市部の世帯収入は6.6%増加し月間5742リンギとなった。地方部の世帯収入も6.4%増加し、3080リンギとなった。
最も貧しい世帯のカテゴリーの世帯数は10万8000世帯となり、2009年の52.7%の減少となった。世帯収入の額は7.2%増加した。