【バンコクモーターショー13】マーチの商品力強化でエコカー市場のシェアアップ狙う日産

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タイランド日産自動車の木村隆之氏社長(右)
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日産自動車はバンコクモーターショーで小型セダンの『シルフィ』とハッチバックの『パルサー』、そしてフェイスリフトを行った『マーチ』の3台を訴求。さらにミドルサイズセダン『エリュールコンセプト』をタイ国プレミアした。

タイにおいて日産は『アルメーラ』が好調だが、新型車の積極的な投入とマーチの商品力強化でエコカー市場でのシェアをさらに高める狙いだ。

タイランド日産自動車の木村隆之氏社長は「日産自動車は、タイのお客様に対してCセグメントセダンのシルフィやプレミアムハッチバックのパルサーのような魅力あるモデルを提供しつづけてきた」と述べ、タイでの注力ぶりを説明。

「また新しいマーチでは、新たなデザイン要素を加えるとともに安全性能を向上させ、タイのエコカーマーケットの基準を押し上げた」と胸を張る。

そのマーチは、先頃のフェイスリフトでフロント・リア周りのスタイリングをリニューアル。グリルにはクロームメッキが施され、新形状のフォグランプを採用、テールランプはLED化された。インテリアも刷新されて新形状のダッシュボードやインパネ、オーディオシステムを採用している。安全面では全車種にデュアルエアバッグを標準装備し、「E」グレード以上にはABSとEDB、そしてブレーキアシストを標準装備としている。

エリュールコンセプトは、2010年のロサンゼルスモータショーで発表された中型セダンのデザインコンセプト。スタイリングには日本伝統の鳥居がモチーフに取り入れられ、サイドドアは90度の角度で大きく開き、後部ドアは逆ヒンジの「観音開き」方式として、乗降性を高めている。パワートレインは、2.5リットル直列4気筒ガソリンで、スーパーチャージャーで過給。さらに、最大出力34psを発生するモーターを組み合わせたハイブリッドだ。

《北島友和》

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