川崎重工は、韓国の現代エンジニアリング社から、蒸気タービン発電設備1基を受注したと発表した。
納入先はインドネシア・バタム島の発電事業者であるミトラ・エナジー・バタム社で、2014年2月に引き渡す予定。
インドネシアでは石油・ガス・石炭などの資源増産ならびにそれに基づいた経済発展が続いており、電力・エネルギーの需要も増加している。
今回受注した発電設備は、ミトラ・エナジー・バタム社が進めているバタム島内の火力発電所にある既設ガスタービンの排熱を利用して蒸気を発生させ、電力として回収するコンバインドサイクル(複合発電)化プロジェクト向けに納入するもので、2014年9月の運転開始を目指している。当該蒸気タービン発電設備の発電容量は22.9MWで、発電した電力はバタム島内に供給される。
川崎重工は1956年から産業用蒸気タービンの製作を開始し、現在までに350基を超える蒸気タービン設備を納入しており、インドネシアを含む東南アジア地域向けとしては49基を納入している。