海上犯罪の送致件数7448件、海事関係法令違反が4割以上…2012年

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海上保安庁、海上犯罪取締り
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海上保安庁が発表した2012年の海上犯罪取締り状況によると、海上犯罪の送致件数は前年と比べ92件増加して7448件となった。増加は3年ぶり。

送致件数の内訳は海事関係法令違反が3152件で最も多く、送致全体の42.3%を占めた。次いで漁業関係法令違反も2657件で比率は35.7%と高い。刑法犯が821件で11%、海上環境法令違反が562件で7.5%と続く。出入国関係法令違反は7県だった。

海事関係法令違反の法令別では、無検査航行、定員超過や過積載の禁止を規定した船舶安全法違反の送致件数が1497件と最も多く、次いで船員の労働基準等を規定した船員法違反が474件、無資格運航の禁止等を規定した船舶職員及び小型船舶操縦者法違反が462件だった。

密漁事犯の送致件数は前年に比べ379件増加の2591件となり、平成となってから最多だった。

外国人漁業関係法令違反の検挙隻数は7隻で前年と比較し4隻減少した。

法令別では「排他的経済水域における漁業等に関する主権的権利の行使等に関する法律」違反が4隻、漁業法違反(立入検査忌避)が3隻となっている。

《レスポンス編集部》

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