国土交通省は3月13日、超小型モビリティのモニター調査を「次世代郊外まちづくり」に生かすための「タウンミーティング」を、たまプラーザテラス(横浜市青葉区)で開催した。
今年2月から3月にかけて、「次世代郊外まちづくり」の主要な取り組みのひとつ、「スマートコミュニティ推進部会」のメンバーである横浜市、東急電鉄、日 産自動車が一体となり、国土交通省の事業に協力。コンパクトで環境性能に優れる超小型モビリティのモニター調査を東急田園都市線沿線エリアで実施した。
今回の「タウンミーティング」では、子育て世帯のモニター7人が、日常生活の中で超小型モビリティを利用した2週間のうちに感じた使い勝手・魅力・課題などを話した。
あるモニターが、貸与された『NISSAN New Mobility Concept』を「モビちゃん」と呼ぶなど、愛着を持って日常生活の足にすることができたと語った一方で、「窓がないのでとにかく寒かった」という意見も挙がった。
しかし、モニターの多くは「普段気付くことのなかった街の魅力に気が付くことができた」と、新たなモビリティに好意的な印象を抱いていた。
国交省担当者は「全く新しい乗り物なので、国民の皆様のコンセンサスを得ることが重要」と、超小型モビリティの導入に向け、粘り強く取り組んでいく姿勢を示した。