出光興産は、月岡隆副社長が社長に昇格する人事を発表した。6月開催の定時株主総会後の取締役会で正式に決定する。
中野和久社長は代表権を持つ会長に就任する。
同社では、2013年度から第4次連結中期経営計画をスタートする。これを機に、経営トップが交代して新経営体制のもと、飛躍を目指すとしている。
中野社長は月岡氏を社長に選んだ理由について「全国の販売代理店の信任が厚いこと」と述べた。
同社は2002年6月から創業家以外から社長が就任しており、月岡氏で3代目となる。
月岡氏は慶応義塾大学卒業後、出光興産に入社し、主に販売畑を歩んできた。2007年に執行役員、2008年に常務執行役員、2011年に常務取締役、2012年に代表取締役副社長。