【IIHS衝突安全】ホンダ シビック、2013年型に最高評価

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米IIHSが実施したホンダ シビック 2013年型の衝突テスト
  • 米IIHSが実施したホンダ シビック 2013年型の衝突テスト
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米国IIHS(道路安全保険協会)は3月7日、大幅改良を受けた2013年モデルの『シビック』を、最高の衝突安全性能を備えた「2013トップセーフティピック+」に認定すると発表した。

IIHSの衝突テストは、前面オフセット64km/h、側面50km/h、後方32km/hで行う。そして、ダミー人形が受けた傷害レベルに応じて、GOOD(優)、ACCEPTABLE(良)、MARGINAL(可)、POOR(不可)の4段階で評価する。

さらにIIHSでは、追突時のむち打ち確認テストと横転を想定したルーフ強度テストも実施。また今回から、前面オフセット衝突テストに「新スモール・オフセット」と呼ばれる新方式を追加した。フロント部分の運転席側1/4が当たるようにオフセットさせて固定バリアにぶつける。これは、実際の衝突事故に、より近づけるための追加テストだ。そして、総合評価でGOOD(優)となった車を、「トップセーフティピック+」に認定し、高い衝突安全性能を認定している。

2013年型シビックのテスト結果は、通常の前面衝突ではダミー人形への傷害レベルが、頭/首/胸/右足/左足と、全ての部位で最小限。GOOD(優)評価を得た。

側面衝突では、運転席のダミー人形の胸への傷害レベルが、上から2番目のACCEPTABLE(良)評価。しかし、それ以外の頭、首、足と、後席のダミー人形の全ての部位へのダメージが最小限。GOOD(優)評価を得た。ボディの安全構造に関しても、前面衝突、側面衝突ともにGOOD(優)評価。また、追突時のむち打ち確認テストとルーフ強度テストも、GOOD(優)だ。

一方、新スモール・オフセットテストでは、ダミー人形の足への傷害レベルが上から2番目のACCEPTABLE(良)評価。これ以外の頭/首や、胸、大腿部への傷害レベルは、最小でGOOD(優)評価。ボディの安全構造に対する判定も、GOOD(優)評価を得た。

この結果、2013年型シビックは総合評価が最高のGOOD(優)となり、2013トップセーフティピック+に認定された。アメリカンホンダのArt St. Cyr副社長は、「コンパクトカーでトップセーフティピック+を探すなら、2013年モデルのシビックが唯一の選択肢」と語っている。

《森脇稔》

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