【マツダ アテンザ 試乗】BOSEサウンドシステム、新世代アンプの実力とは…島崎七生人

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アテンザ搭載のBOSEサウンドシステム
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マツダ車でもおなじみの「BOSEサウンドシステム」。新型『アテンザ』では、その新世代システムが搭載された。

ポイントはアンプで、世界初採用の新開発デジタルアンプ(BOSE 8EQチャンネルデジタルアンプ・AUDIOPILOT 2機能内臓)を採用する点。従来のアテンザ用アンプに対し約30%も軽量で、小型、高効率(省電力)、低発熱など、クルマ同様に現代のニーズに合致したスペックが特徴だ。運転席のキックボード部を下から覗くと、冷却フィン付きのダイキャストの小さな本体が見える。

スピーカーも「フラッグシップモデルということでマツダ車では久々の採用」(BOSE担当者)となったフロント片側3ウェイ(トゥイーター/ミッド/ウーファー)構成。これにセンタースピーカーの組み合わせ。リヤも中・高音用とワイドレンジの贅沢な片側2ウェイの構成だ。

「DSPのチューニングも従来以上にキメ細かくできた。セダンとワゴン、布シートか革シートかでそれぞれ個別にチューニングした」(同)というシステム。実際に試聴してみての印象は“自然なリアリティが心地いい音が楽しめる”だった。

前席なら自分の目の前、目の高さに定位するボーカルを中心に、そのまわりを演奏が包み込み音場を作っている。音質も透明感があるうえ、ニュアンス、表情も十分に感じられるのは、スピーカーも含め、システムがトータルで開発されているからだろう。

デジタルというと乾いた、硬い音をイメージするかもしれないが、実際には表情豊かでさり気なく高密度な音。これまで以上にリラックスした鳴り方に、BOSEの音作りの新展開を感じた。

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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