フランスの自動車大手、ルノーは2月28日、『カングー』の乗用モデルの改良新型の概要を明らかにした。実車は3月5日、スイスで開催されるジュネーブモーターショー13で初公開される。
現行カングーは2世代目で、2007年に欧州で発表。商用車と乗用MPVの2種類がある。今回、先に発表された商用車に続いて、カングーの乗用モデルにも、改良新型が登場した。
デビューから5年を経た初の大幅改良のハイライトは、新しいフロントマスク。ルノーの最新デザイン言語が反映され、従来モデルに対して大きくイメージを変えることに成功している。
インテリアは、ダッシュボードのデザインを変更。ステアリングホイールやセンターコンソールも新デザインとした。各部の品質向上も図られている。
エンジンはガソリンとディーゼル複数ユニットを用意。中でも1.5リットル直4ターボディーゼル「dCi」の最大出力110ps仕様は、CO2排出量115g/kmと優れた環境性能を実現した。
なお欧州では、商用版と同じく、ホイールベースは2種類を設定。標準ボディはカングー、ロングボディは『グランドカングー』を名乗る。