日立造船は、谷所敬常務が4月1日付けで、社長兼COO(最高執行責任者)に昇格する人事を発表した。
古川実会長兼社長は代表権を持つ会長兼CEO(最高経営責任者)に就任する。また、松分久雄常務が代表権を持つ副社長に就任する。
今回のトップ人事は、取り巻く経営環境の変化に迅速に対応し、2013年度を最終年度とする3カ年中期経営計画「Hitz Vision」の達成を確実にするとともに、経営体制の強化・充実を図るのが目的。
同社グループは、経営、ガバナンスの強化を図るため、CEO職、COO職を新設し、代表取締役としての職務の明確化を図る。
今後、古川氏が会長兼CEOとして経営全般を統轄、谷所氏が社長兼COOとして事業全般の執行責任を担う。加えて松分氏は副社長として社長を補佐する。計3人の代表取締役体制とすることで、経営体制を強化する。
2016年度に達成する経営目標としての長期ビジョン「Hitz 2016Vision」で掲げる「社会的存在感のある高収益企業への進化」の実現を目指すとしている。