ムスタパ・モハメド通産相は2月28日、自由貿易協定に基づき日本及びオーストラリア製の自動車に対する輸入関税を3年かけて段階的に引き下げ、2016年にはゼロにすると発表した。
日・豪両国製自動車の輸入関税率は今年、それぞれ15%、13.6%まで引き下げ、これをさらに段階的に2014年には10%、2015年には5%とし、2016年にはゼロにする。
ムスタパ大臣によると、今年に入ってすでにいくつかのメーカーが自主的に自動車価格を2,200-1万7,000リンギ引き下げている。値下げ幅は3-5%になっているという。
自動車価格引き下げは国内自動車産業の効率化、競争力強化を目指してマレーシア政府が進めているもの。国内産業を守るために更なる自由化は徐々に行う方針だ。