【スズキ スペーシア 発表】長く愛されるデザインとは

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スズキはハイトワゴンタイプの新型軽乗用車『スペーシア』を3月15日より発売する。

このスペーシアは、“広くて便利、軽くて低燃費の軽ハイトワゴン”がコンセプトだ。そこで、デザインに関しても広さ感を表現することをひとつのテーマとしていた。さらに、もうひとつ大きなテーマがあり、それは、長く愛してもらえるデザインであった。スズキ四輪技術本部第一カーラインチーフデザイナーの宮澤貴司さんは、「こういったクルマは、子供を育てている世代が多いのです。幼稚園から、小学校、中学校と、例えば10年間乗ることを想定し、10年乗っても飽きの来ないデザインとは何かを我々は真剣に取り組んだのです」と話す。

そこで、想定ターゲットユーザーに調査を行なうことで、『パレット』の振り返りを行った。その結果、いくつかの反省点があったという。「例えばフロント周りのデザインも、パレットは女性だけではなく男性も乗るということを想定しながらデザインをしていました。しかし、女性、特に奥様が運転するということを考えると、もう少し顔周りの表情などを(柔らかく)直す必要があったのです」。また、今回のテーマにも関係する広さ感でも、「女性が見て、“あ、このクルマ広いね”ということが本当に伝わっているのだろうかなどがありました」。こういったことは、女性にヒヤリングをして初めて気づいたことだと宮澤さんはいう。

このように、女性のヒヤリング結果を踏まえつつ、広さ感を感じさせ、かつ、10年間乗り続けても飽きの来ないデザインを完成させたのだ。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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