三光汽船は、更生計画の提出を延期すると発表した。東京地方裁判所に更生計画の提出を申し立て、同地裁から認められた。
同社は、2012年7月23日に東京地方裁判所から更生手続開始の決定を受けた。この後、事業再建に向け、既存の用船契約を類型化し、高用船料のものについて解約・減額交渉を行うなどして、用船料の逆ざやの解消を図り、収益の改善に取り組んできた。
しかし、現在の海運市況は厳しく、同社がより確実に再建を図るためには、スポンサーの確保が重要だが、現時点ではスポンサーが決定していない。
管財人が更生計画案を提出する期間として、所要の期間が必要であると判断、更生計画案の提出期間の伸長を同地裁に申し立てていた。
同地裁から、更生会社、届出をした更生債権者、株主による更生計画の提出期間を7月24日まで、管財人による更生計画の提出期間を7月31日にそれぞれ延期が認められた。