ボルボ・カー・ジャパンから発売された、新型『V40』のデザインは、これまでのボルボデザインを踏襲しながらも、先人へのオマージュも用いられている。
ボルボ・カー・ジャパン マーケティング部ディレクターの若林敬市氏によると、フロントデザインは、ボルボらしさを表すVシェイプのボンネットに新たなキャラクターラインが設けられ、グリルにはリファインしたボルボのアイアンマークがフィーチャーされている。その下のエアインテークは、横方向に広がり、端にクロームを用いていることから、目線が下に、そして左右に行くので、低く幅広いという感覚を与えているという。
そしてサイドビューでは、「非常に流麗なルーフラインと、フロントが尖ったようなウェッジシェイプを感じさせるデザインです。そのフロントからのキャラクターラインがリアドアで上に上がっています。これはボルボ『P1800』のオマージュとしてデザインされており、それを現代風にアレンジしているのです」
リアビューでは、ウインドウが(P1800ES以来)六角形になっており、その横のボルボのシグネチャーラインともいえる曲線を描いたテールレンズによって、「どこから見ても、遠くから見てもボルボが走っているな、高速道路などで抜いていったときも、ボルボが抜いていったな、格好いいなというデザインに仕上がっているのです」と語った。