ボルボ・カー・ジャパンが2月19日発売した新型ハッチバッグ『V40』には世界初となる歩行者保護を目的としたエアバッグが6万円でオプション設定されている。
ボルボ・カー・コーポレーションでシニアセーフティエンジニアを務めるステファン・ライバーグ氏は同日都内で開いたV40発表会で、このエアバッグについて「人間の足を感知できるよう多くの労力をかけてテストした」と明かした。
ライバーグ氏は「このエアバッグは7つのセンサーがフロントバンパーに埋まっている。バンパーに人の足にあたったとセンサーが感知すると、ヒンジがリリースされエアバッグが展開し、Aピラーとウインドスクリーンの下の大半の部分をカバーするので、これらの硬い部分への接触から保護することができる」と仕組みを解説。
その上で「センシングが最も難しいところであり、特にそこに尽力した。ショッピングカートとかバスケットボールではなく、人間の足を感知できるよう多くの労力をかけてテストした。さらにアルゴリズムを使って信号を解析することに注力した」と述べた。