【ジュネーブモーターショー13】アルファロメオの現代版「空飛ぶ円盤」に市販モデル

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ディスコヴォランテ トゥーリングの予告イメージ
  • ディスコヴォランテ トゥーリングの予告イメージ

イタリアのトゥーリング・スーペルレッジェーラ社は3月、スイスで開催されるジュネーブモーターショー13において、『ディスコヴォランテ トゥーリング』を初公開する。

トゥーリング・スーペルレッジェーラ社は、イタリア・ミラノで1926年に創業した老舗コーチビルダー、カロッツェリア・トゥーリングの流れを汲む会社として、2006年に設立。現在ミラノを拠点に、自動車メーカーの依頼を受けてデザインエンジニアリングなどを行っている。同社が2012年のジュネーブモーターショー12でワールドプレミアしたのが、『ディスコヴォランテ2012』。

アルファロメオは1952年、カロッツェリア・トゥーリングと『1900 C52』を共同開発。4ドアセダンの『1900』の車台をベースに、カロッツェリア・トゥーリングが手がけたボディを架装したモデルで、わずか数台が生産された。1900 C52は、当時としては異例の、エアロダイナミクス性能を極限まで追求したフォルムが特徴。そのデザインが空飛ぶ円盤に似ていることから、「ディスコヴォランテ」と呼ばれるようになる。

現代版の空飛ぶ円盤、ディスコヴォランテ2012は、ハンドメイドでアルミ製ボディを製作。量産車では表現できない微妙なカーブを描くボディが完成した。フロントグリルからフェンダー、ドアにかけてのラインは、オリジナルのディスコヴォランテを思わせる。

今回、トゥーリング・スーペルレッジェーラ社は、ジュネーブモーターショー13において、『ディスコヴォランテ トゥーリング』を初公開すると発表。ディスコヴォランテ2012の市販モデルに位置づける。ディスコヴォランテ2012の車台は、アルファロメオが2006年に発表した『8Cコンペティツィオーネ』がベース。4.7リットルV型8気筒ガソリンエンジンは、最大出力450psを引き出す。

トゥーリング・スーペルレッジェーラ社は2月15日、公式Facebookページでディスコヴォランテ トゥーリングの予告イメージを公開。アルファロメオ8Cコンペティツィオーネのパワートレインが採用されるのが見て取れる。

《森脇稔》

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