韓国のサンヨン(双竜)自動車は、1月の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は、5か月連続の1万台を超えとなる1万0620台。前年同月比は29%増と、4か月連続で2桁増を達成した。
もともと1954年、商用メーカーとして創業後、1986年に双竜グループに買収。その後、韓国の大宇、中国の上海汽車と目まぐるしく親会社が変わった後、2009年1月に経営破綻。2010年、インドのマヒンドラ&マヒンドラ社の傘下に入り、再出発したのがサンヨン自動車である。
1月実績の1万0620台の内訳は、地元韓国が4035台。前年同月比は43.9%増と、引き続き大幅に増加した。韓国では、『コランドスポーツ』など、改良を受けたニューモデルが販売の中心だ。
また、輸出などの海外実績(ノックダウン生産を含む)は、6585台。前年同月比は21.3%増と、2桁増を維持する。サンヨンによると、ガソリンエンジン搭載の『コランドC』が、海外市場で好調。同車の輸出実績は、全体の45%の3000台を占める。
サンヨン自動車のLee Yoo-il CEOは、「昨年と比較して、成長を維持。今後、さらに世界新車販売を伸ばす」とコメントしている。