ヤマハ発動機が発表した2013年12月期の連結業績は、当期純利益が前年同期比273.9%増の280億円と大幅増益となる見通し。
今期は米国での二輪車や船外機の需要の緩やかな回復を見込む。アジア・中南米などの新興国の二輪車需要も再び増加に転じると見ている。こうした中で、同社では積極的なニューモデルの投入やプラットフォーム戦略などのコストダウン活動を強化することで、先進国事業の回復・黒字化、新興国事業の規模と収益力の回復を目指す。
連結業績は、新興国二輪車や米国船外機の販売増加による増収を見込む。全事業で増収を計画しており、売上高は同15.9%増の1兆4000億円を予想する。
利益面では、増収やコストダウンによる利益の増加、円安などにより、販促費の増加、将来の成長に向けた研究開発費の増加影響を吸収して営業利益が同168.8%増の500億円と大幅増益を予想する。
経常利益が同90.7%増の520億円を予想する。利益水準は2011年水準を目指す。