【マレーシア】マレーシアで連邦下院の任期満了が近づき、来月にも総選挙が行われるとの見方が強まる中、現在野党が州政権を担当し、国政与党が苦戦を強いられているペナン州で、与党連合が春節(中国正月)に合わせ、11日に開いた華人社会向けの集会に「江南スタイル」がヒットした韓国人歌手PSYさんを招いたことが物議を醸している。
野党政権のリム・グアンエン州首相は、ナジブ政権に対し、「誰がギャラを払ったのか真相を明らかにせよ。人民には知る権利がある」と迫った。有権者の間でもPSYさんの集会出演には冷めた見方が広がっている。
総選挙では野党優勢のペナン州のほか、スランゴール、ケダなどの各州で与野党の激戦が予想されている。