NASAは2月5日、「今日のイメージ」の中で、デジタル処理を施された金星のクローズアップ写真を公開した。
このイメージは1974年2月5日に、NASAのマリナー10号宇宙探査機が撮影した写真を元に、イメージング・システムの紫外線フィルターを使用。金星の雲に満ちた大気層を人間の目に見えるよう色彩処理を施した。
金星は炭酸ガスの中の厚い雲のベールに永続的に被われ、その表面の温度は華氏900度(摂氏約482度)にまで達する。
マリナー10号宇宙探査機は、1973年11月3日にアトラス・ケンタウルス・ロケットによって打ち上げられ、1974年に金星への接近飛行を行った。