商船三井は、2012年10-12月期のコンテナ航路定時到着率を公表した。
東西航路は、北米西岸サービスが荒天と北米西岸ターミナルでのストライキの影響により、同社運航船の定時到着率は88%と悪化した。
北米東岸サービスは、ハリケーンとパナマ運河混雑の影響で航路全体の定時到着率が悪化、全体の定時運航率が73%となった中で、同社運航船の定時到着率は81%となり、全体より高い水準となった。
大西洋サービスは、ハリケーンによる荒天の影響により、定時到着率が67%にまで悪化した。アジア~ヨーロッパ、アジア~地中海サービスの定時到着率は、アジアでの荒天による港混雑の影響を受け、それぞれ78%、40%と低かった。
南北航路では、南米東岸サービスは南アフリカの荒天により復路が悪化したが、往航の定時到着率が100%を記録し、往復航の定時到着率は93%と改善した。南米西岸サービスは、復航での荒天とアジアの港混雑の影響を受け航路全体の定時到着は悪化した中、同社は100%の定時到着率を維持した。
アジア域内航路では、CBE(日本~タイ)サービスは、台風と船の故障の影響を受け96%だったが、他サービスは定時到着率100%を達成した。
定時到着率は、最初に寄港する仕向け地への到着が予定時刻の前後24時間以内であった航海を定時到着とし、各対象航路の全航海に占める比率を定時到着率として提示している。