ダイハツ工業の入江誠上級執行役員は1月31日、2012年度の軽自動車販売計画を従来の64万台から65万台に上方修正したことを明らかにした。12月20日に発売した新型『ムーヴ』の受注が好調なためとしている。
入江上級執行役員は同日、都内で開いた決算会見後、一部報道に対し「当初64万台という計画をもっていたが、65万台に上方修正した。これはムーヴが大きい。1月29日までで2万6000台の受注を得ている。要因は男性比率が高まっている」と述べた。
入江上級執行役員は登録車からの代替えでムーヴの男性比率が高まっていると指摘。中には「2000ccを超えた車からもある」という。「これまで軽というセカンドカーというイメージだったが、次のステップに入っている。新型ムーヴはキャッチアップした。2~3割の方が登録車から降りている」と明かす。
一方、軽自動車市場全体については「2012年度190万台程度。来年度は上がる要因が見つからない。若干落ちて175万~180万台と予想している」と述べた。