日立建機が発表した2012年4月~12月期(第3四半期)の連結決算は、営業利益が前年同期比11.2%減の283億3200万円の減益となった。
売上高は同0.2%増の5544億8600万円と若干の増収だった。日本では復興需要を背景としたレンタル需要が引き続き好調だったものの、中国では依然として固定資産投資が低調であったことに加え、インドネシアにおいても堅調であった農業・林業関係の需要が減少し、世界全体で需要が減少した。
マイニング(鉱山)機械市場については、世界の資源需要減速の影響を受け、石炭鉱山向けの需要が減少した。
経常利益は同33.3%減の197億8000万円、当期純利益は同5.5%増の127億4900万円となった。
通期業績見通しは、前回予想を据え置いた。