米国の自動車大手、クライスラーグループは1月30日、2012年通期(1‐12月)の決算を明らかにした。
同社の発表によると、売上高は658億ドル(約5兆9900億円)。前年の550億ドルに対して、20%増と大きく伸びた。また純利益は、17億ドル(約1550億円)。前年の1億8300万ドルに対して、8倍以上もの大幅な増益を達成する。
好決算となった要因が、新車販売の好調さにある。2012年の世界新車販売は220万台。前年比は18%増と2桁の伸びを記録する。2012年第4四半期(10‐12月)だけでも、53万3000台を売り上げた。
なお、2012年第4四半期の決算は、売上高が前年同期比13%増の172億ドル(約1兆5660億円)。純利益は、前年同期比68%増の3億7800万ドル(約345億円)。四半期としては、7期連続で黒字を計上する。
クライスラーグループのセルジオ・マルキオンネ会長兼CEOは、「2012年の決算は喜ばしい結果。しかし、これに立ち止まらず、さらなる向上を目指す」と語っている。