F1カレンダーのヨーロピアンシーズンにぽっかりと開いた穴を埋める最新候補として、ポルトガルのアルガルベサーキットの名前が浮上している。
FIAの最新レースカレンダーでは、7月21日が開催未定とされている。当初はトルコやフランスGP開催も話題に上っていた。しかし、バーニー・エクレストンは、年間20戦すべてを埋めるのは難しいかも知れないとしつつも、フランスの可能性はまだ消えておらず、さらにポルトガルのアルガルベでの開催も可能だと発言した。
「率直なところどうなるか私にもわからない。フランス側はまだ開催意欲はあるようだし、ここへ来てポルトガルの可能性も出てきた。アルガルベサーキットの新装工事が終わったので、彼らもF1グランプリを招致したいみたいだね」
ポルティマオ近郊に位置するアルガルベサーキットでは、過去に2008年と2009年の2回、F1テストが行われ、GP2やルノーワールドシリーズ、FIA GTなどが開催されている。
ただし、年間20戦開催には必ずしもチームの側は積極的ではないとエクレストンは語る。
「ヨーロッパで1戦を開催するという場所があれば実現するだろう。サーキットの用意が出来ていて問題点がなければ、ね。実際の開催手順はこちらで手伝う用意もある。ただチームの側は年間20戦の実現には消極的みたいだし、実際はどうなるのかわからないね」