三井造船、5万6000重量トン型ばら積み貨物運搬船「ニュー ビギニング」を引き渡し

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三井造船、「ニュー ビギニング」を竣工
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三井造船は、玉野事業所で建造していたパナマのニューブロッサム・マリタイム向け5万6000重量トン型ばら積み貨物運搬船「ニュー ビギニング」が完成し、同事業所で引き渡した。

新造船は、全長189.99メートル、7万立法メートルを超える大容積貨物艙を持つ5万6000重量トン型ハンディマックスバルカーで、同社の同型船として151隻目の竣工となる。

新造船は、国際船級協会連合共通構造規則を適用するとともに、オペレーションの自由度と構造安全性向上の両立を図った。国内外の港湾に対応した全長と喫水として汎用性を確保するとともに、低燃費性能を実現した。

5つのホールド(貨物艙)を持ち、船自身の荷役設備として4基のクレーンを装備する。ハッチオープニングは、長さ/幅ともクラス最大級で、貨物艙は、長尺パイプを余裕で積載できる長さを持つ。

貨物艙強度もホットコイルなどの重量物に対応できるようよう配慮している。主機関には軽量・コンパクト・高出力でMARPOL NOx排出規制を満たした三井-MAN B&Wディーゼル機関6S50MC-Cを搭載する。

常用出力での航海速力は14.5ノット。

このほか、海洋環境保護のため、航海中のバラスト水の交換が可能としている。最大搭載人数は24人。

《レスポンス編集部》

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