新日鐵住金は、君津製鉄所に世界最大の鉄鉱石サプライヤーであるブラジルのヴァーレが運航する40万トン級大型船「ヴァーレ・マックス」を試験的に受け入れた。
ヴァーレ・マックスは、日本が過去受け入れてきた鉱石船の中で最大船型であり、君津製鉄所には初入港となる。輸送コスト低減に向けた取り組みの一環。
新日鉄住金は2012年6月に大分製鉄所でヴァーレ・マックスを受け入れており、今回、大分製鉄所と君津製鉄所に寄港して約40万トンの鉄鉱石を輸送した。
現在、ヴァーレ・マックスが入港できる揚港は、世界の鉄鉱石輸入需要の多くを占める極東地域では、新日鉄住金の大分製鉄所と君津製鉄所のみで、全世界でも7港に限られる。