【東京オートサロン13】トヨタの有志が超小型車を開発、市販化を目指す

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トヨタ技術会」という組織をご存じだろうか。今のトヨタの車づくりに危機感を持った入社約10年目の社員17人が自発的に集まって誕生したチームで、会社の協力を得ながら半年かけて超小型車を開発。今回の東京オートサロンに披露した。

『MUNIT-S(ミニット-エス)』と名付けられたその車はフロント2輪、リア1輪の一人乗りリバーストライク。全長2.5m、全幅1.3mで『アクア』のハイブリッドシステムとヤマハ発動機の二輪車『WR250R』のエンジンが融合したもの。

わずか40mmの空間で互いの軸をチェーンドライブでつなぎ、アクアのECUでバイクのエンジンを操作する。単気筒エンジンとモーターのシリーズパラレルハイブリッドシステムを新開発し、今まで考えられない車に変身させた。

「超小型車なので最高時速は80kmまでしか出せませんが、ハイブリッドシステムによって通常の車よりも加速感を味わえるようになっています。走行するのが非常に楽しくなる車です。それに、ユーザーの負担を少しでもなくそうということで、車検のいらないように排気量を250ccに抑えたんです。まずは手軽に楽しんでもらおうというわけです」と有志の一人は説明する。

特にデザインを重視し、後ろ姿に気を配ったそうだ。それは車を運転をしたときに、周りの車の後ろ姿を見ることのほうが多いからだ。また、車体の安全性についても、細心の注意を払い、力を入れたという。今後、さらに完成度を上げ、会社に提案していく計画で、ゆくゆくは市販化していきたい考えだ。価格についても軽自動車以下を目指すそうだ。

この日、ブースを訪れた同社の豊田章男社長も一目見て気に入り、すぐにシートに座り、出来栄えを確かめていたという。そして、「テストコースで乗ってみたい」と興奮しながらその場をあとにしたという話だ。近い将来、この車が街中を走る姿を見かける日が来そうだ。
《山田清志》

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