英国の高級車メーカーのベントレーは1月10日、2012年の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数は8510台。前年比は22%増と大きく伸びた。
市場別実績では、最大市場の米国が、前年比22%増の2457台。第2位は中国で、前年比23%増の2253台を売り上げた。ベントレーは中国本土に進出してから、約10年で大きく成長したことになる。
また3位の欧州は、信用不安にもかかわらず、前年比12%増の1333台。このうち、地元の英国は7%増の1104台と堅調だった。ロシアは37%の伸び。中東は前年比44%増の815台。アジア太平洋地域は前年比44%増の358台で、日本は73%増の190台を記録した。
車種別では、『ミュルザンヌ』が前年比10%の伸び。ベントレーによると、ミュルザンヌの全生産量の40%が、中国で販売されたという。
ベントレーのウォルフガング・シュライバー会長兼CEOは、「2012年はベントレーにとって、素晴らしい1年。優れた販売結果は、新型車への開発投資と全従業員の労力のおかげ」と述べている。