日本自動車工業会の豊田章男会長は1月7日都内で開いた自動車工業団体賀詞交歓会で一部報道陣に対し、「気持ち的に前に光が見え始めたという感じはある。今大事なのはみんなが少しずつ努力をするということに尽きる」と述べた。
豊田会長は「今も理屈上は日本のものづくりは待ったなしの状況。6重苦は何も解決されていない。ただ、やはり株価、そして多少円高是正ということで気持ち的に非常に前に光が見え始めたという感じはあると思う」と指摘。
その上で「今大事なのはあれができない、これができないとか、いつやるんだとかという他人任せではなくて、まず自分事としてみんなが少しずつ努力をするということに尽きるのではないかと思う。それが結果、良い国の復活になると思うし、ものづくりビジネスマンである日本が未来においても世界に貢献できると思っている」と語った。