国際コンサルティング会社のグラント・ソントンが発表した「国際ビジネスリポート(IBR)」によると、マレーシアのビジネス界では今後12カ月の経済先行きに対し楽観視しているとの回答の割合が、前年はマイナス4%まで下がったが、今年はプラス12%に回復した。
マレーシア企業の52%が今年の売り上げ増加を予想。35%が黒字を見込んでいる。また42%が設備投資を実施すると答えた。
調査は44カ国の3200人のビジネスリーダーを対象に行われた。マレーシアの近隣諸国ではフィリピンがプラス72%で最も高かった。ついでシンガポール(プラス26%)、タイ(プラス19%)の順で楽観的な見方が多かった。一方、ベトナムは昨年のプラス34%からマイナス10%に下がった。
悲観的な回答が多かったのは、英国、米国、スペイン、フィンランド、フランスなど。日本はマイナス70%で最も悲観的だった。