トヨタ自動車の豊田章男社長は12月25日に発売した新型『クラウン』について、「ロングセラーのクラウンだからこそ大胆に時代のちょっと先を行くようなことをやることによって、トヨタのリ・ボーンの象徴になる」と述べた。
豊田社長は同日都内で開いた新型クラウン発表会で一部報道陣に対し「クラウンという車は今回で14代目というロングセラーカー。ロングセラーというのは、やはり時代とともに進化をしていかないと、必ずロングセラーにはならないと思っている」と強調。
その上で「私がトップとしてそれを求めたというよりは、やはりこの数年間の全軍の苦労とか魂というものが、こういう商品になってでてきた」と解説した。
また「あっ良いな、これ欲しいなと思って頂く方は何歳であれ、性別がなんであれ、私はターゲットユーザーだと思っている。今までクラウンというとどうしても男性ユーザーみたいなところがあって、女性の方が運転されていると、ご主人の車かなと思われがちだったが、例えばピンクのクラウンなら堂々と女性も格好良く乗れる。そうした色が整えられてきたと思っている」と語った。