メルセデス・ベンツ日本が導入を開始している『CLSシューティングブレーク』はスポーツクーペツアラーという新たな解釈が加えられたモデルであるという。
同車試乗会において、商品企画・マーケティング部製品広報課の嶋田智美さんは、「シューティングブレークの名称は、1960年代、ヨーロッパの貴族が趣味として狩猟しており、そのための道具を載せるラゲッジスペースを、クーペのボディと組み合わせたことに由来しています」と述べる。そして、CLSシューティングブレークは、「この伝統を踏襲しつつも、我々はスポーツクーペツアラーとして、新たな解釈を加えたモデルとなっています」という。
その最大の特徴はスタイリングだ。「サイドビューは、『CLSクーペ』の流麗なルーフラインを残しながら、力強いキャラクターラインとの相乗効果によって、エレガントさとダイナミズムを両立しています」。また、「CLSの特徴であるハイパフォーマンスヘッドライトや、リアコンビネーションランプといった独創的なデザインも非常に際立っており、存在感のあるスタイリングとなっています」と述べる。
インテリアは、「CLSクーペと同様にメルセデスらしい上質な室内空間を構成していますが、リアシートがクーペと違います。クーペは独立の2座シートとなっているのに対し、シューティングブレークは、3名が座れるシートとなっているのです」。また、「ルーフラインが後方まで伸びたことにより、サイドウインドウも大きくなり、ヘッドスペースにも余裕が生まれています」とその特徴を語った。